”2万人の中から選ばれたあの女優と同棲したけれど” 東証一部上場企業No.1営業マンがコテンパンにされて、全く太刀打ち出来なかった話

???

それは何で今出来ないの?

今日も一日、はじまるのか・・・

やっぱりつまらない。セブンイレブンで朝食を買う日課をこなしながら感じていた行き詰まり

この仕事を続けている以上、毎日電車に揺られて同じ職場に行く日々が見えている。

やったら出来る。

日本で一番の営業成績。

そんな安心感と、華やかに見えていた生活も、これから出逢うある人から見ると、私の人生は完全に終わっていました。

もうすでに自分の中でノウハウ化されていた営業方法。

一年前に決死の想いで飛び込んだフィリピン英語留学のおかげで、六本木の英語客は独り占め

絶対に負けるはずなかった。

なぜなら、守りに入っていたからだ。

六本木で4年間働いて、わたしの中でいちばん伸びた能力

それは、人を見る目でした。
(肝心な自分は見れていなかったので偉そうなことは言えないのですが・・・)

業界は伏せさせていただきますが、わたしが働いていた会社は、B to C (企業と個人)の契約がメインのお仕事で、日々、グローバルな街、六本木で営業と契約をこなしていました。

六本木で働いていなければ見ることも無かったであろう

買えないものが無いと言われているダイナースPremiumカード

ステータス中のステータス American Expressブラックカード 

そんな世界最強の武器を持っているのにも関わらず、審査落ちする

正真正銘本物のブラック

がいたり、大変貴重な経験をさせていただいていました。

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?年収1000万円を目指すなら、5万円の財布を買いなさい。』の亀田 潤一郎さんが、500人以上の経営者の財布を見てきて、年収200倍の法則

《財布の購入金額×200がちょうど持ち主の年収を表してしまう》という法則を見つけましたが

私は、計5,000人以上の高所得者(年収1000万円以上)に毎日出逢い、お話をすることが出来まして

履いている靴、着ているブランド、洋服やスーツのよれとしわ、財布の外見、ポイントカードの有無、持っている身分証、身体の姿勢、表情、話し方、会話、契約サインの書き方などから

人の年収をずばり当てることが出来るようになりました。

私がその時に見ていたことは、

・靴の踵と靴底のバランス
・靴はピカピカに磨かれているか
(100均の靴磨きスポンジか否か)
・シャツにシワがないか
・パンツがよれていないか
・財布は角ピンか
・領収書、ポイントカード、診察券の有無
・姿勢と表情と自信
・人の話を聞けるかどうか
・契約書のサインの書き方

と、主に身だしなみでした。

『夢を叶えるゾウ』で書かれている教え

・靴を磨く
・毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
・運が良いと口に出して言う
・プレゼントをして誰かを驚かせる
・毎日感謝する

これは、

紛れもなく全てやった方がいいと思います。

高所得者の方に共通している
みんなが知りたくない真実

一般常識を気にするな等と自己啓発本には書かれがちですが、あれはあくまで宣伝文句であって、

お金もちの皆さんは自己ルールを持っているのにも関わらず、一般常識を徹底されています。

一つ一つが丁寧で、お金持ちだからと言って、お金を投げて払う人なんて数える程しかいませんでした。

そして、彼らの自己管理は凡人ではありません。人の批判をせずに自分自身と向き合って見つめ直す。

やることをやっているから結果を出していたのです。宝くじを買って大逆転!なんて人々ではないのです。

地方では絶対なるステータスのベンツやレクサスが

もはやお安い世界、六本木。

フェラーリ

ランボルギーニ

ロールスロイス

こんな車が公道を平然と走っています。

わたし

もう、なんだろうねーこの街は。これが東京都港区の底力か。底力。いや、底じゃないでしょ。そこじゃ。

同僚

あのさ、底の話はもういいんだけど(苦笑)ジュンペイ、そういえば今日バイト来るらしいよ?

わたし

そうなんだ!うちにバイト???

同僚

なんでだろうね??

わたし

うちにバイトって必要なのかな???

同僚

たまには新しい人と話すのもいいよね。

アルバイト

トントン(誰かが事務所のドアをノックする)

同僚

はーい!

わたし

はーい!

アルバイト

おはようございます!本日こちらの現場に入らせていただきます、本田はるか(仮名)と申します!よろしくお願いします!(深いお辞儀)

同僚

・・・・・

わたし

・・・・・

ニコニコと満面の笑みでこちらに向かってくる彼女。

キラキラした大きな目に、すらっとしたモデルのような脚、そして艶のある綺麗な髪

笑った時にちらりと見える八重歯が、美人なのに、雰囲気をやわらかくする

それだけじゃなくて、なんか芯が通ってるこの子は何者なんだろう?

なにか、とんでもない大きなことを隠されている気がした。。

わたし

あの、普段はなにをされているんですか?

アルバイト

普段はお稽古してます!来年、演劇があるんです。

わたし

来年ってもう来月ですね!

アルバイト

そうなんです、お仕事がんばらなくちゃ!

そんな当たり障りない会話で終わりかけた一日

わたし

そういえば、instagramしてる?

この一言が、わたしの人生を変えるきっかけになったのです。

そこからLINEを交換し

3度のご飯デートを経て、また地元が一緒だったと言う共通点もあり

この方とは出逢って1週間で、お付き合いをはじめさせていただくことになりました。

テレビを1年に数回しか見ないわたしは、この子の存在を知りませんでした。

家に遊びに行くと、部屋の一角に、ファンの方から贈られたお菓子やスワロフスキー、見たことの無いような高級入浴剤が山積み。

LINEの通知が、テレビに興味の無いわたしでも見たことのある名前。

AKB48のメンバー、神田さやかちゃん、Def Techを含め、歌手が多かったです。

ただ者ではないな。そんなことを思わざるをえない毎日。ググってみたら2万人のオーディションから選ばれてそこから有名になったらしいです。

ふと、あの日アルバイトに来た理由を聞いてみたら

“これから役作りする女優業の為に、事務所にこっそりと隠れてアルバイトを演じたという。
とんでもない行動派でした。”

それから知ることになった

ここだけで公開する,2万人の中から選ばれた女優と生活して得た成功の秘訣。

ある晴れた日の午後、ベランダで二人でドーナツ食べていた時です。

女優H

そういえば、ジュンペイは何で六本木で働いているの?

あー、それは、断捨離が行き過ぎて家まで無くなった話でゴンちゃんママに出逢って、周りの人を幸せにする大切さを知って、その気持ちを温めてきたら辿り着いた場所がここで、それからずっといるんだ。

女優H

そうなんだあ、ジュンペイの夢ってなに?

わたし

世界中にいる友人と笑って、好きな時に好きな国でご飯を食べることだね^^

女優H

素敵な夢じゃん^^

わたし

だから、いつか外国で働きたいんだ。

女優H

そっかあ 辛いけど応援する!!

一緒に居られなくてもはるか、大丈夫だよ

夢、叶えて欲しいから

だけど、これからもずっと一緒にいてね!

わたし

もちろん!

女優H

それでいつ海外行くの?

来年の一月にしようと考えてる。

女優H

え、今じゃないの?なんで今しないの?

女優H

いつ、わたしはジュンペイの夢を見ることが出来るの?

女優H

それは何で今出来ないの?

女優H

出来ない理由を探すひとなの?出来る理由を探すひとなの?

女優H

その人生って面白いの?わくわくするの?

思いがけなくベランダで始まった怒濤の質問攻め。

この子と話して行くなかで知った女優の流儀

”出来ないことは何もない。
ただ、ひたむきに自分と立ち向かえ”

同棲して知ったトップ女優の真実

・立ち止まって考えずに、行動をしながら解決をしていきます。
役を断りたくないから、ダンスなんてやったことが無いのに、時間を見つけてダンスレッスンに通い詰め、玄関でふらり

・出来ない理由は出来る理由。
なんで出来ないかを突き詰めて一つずつ確実に潰していきます

・先輩や後輩などの人間付き合いをないがしろにしません。
忙しい中でも連絡はマメに返し、ブログにも今日の様子をニコニコ笑顔で投稿

・自己管理が徹底されています
首にしわがつかないように枕は使わない。のどが枯れないようにマスクを着用して就寝

・周りの人を大切にします
帰ってくるのはいつも深夜1時〜始発。そんな状況で、朝起きて送り出してくれる彼女。

そんな素敵な人生観と出逢って

もう、手遅れだと分かっていても、

すべてを捨てて挑戦すると決めた退職。

いつから、こんな妥協する人間になってしまったんだろう。

いつか、起業してさ、仲間と笑って世界で飯を食いたいの”いつか”は、しないことよりもたちが悪かったのです。

時間がないとか、お金がないとか、自信がないとか、武器が無いとか、人脈がないとか。

女優Hに言わせたら、全部したくない言い訳。自分を守りたい言い訳だったんです。

自分の実力不足をどこかで気づいていて、それを隠すために環境を整えていたわたし。

そんなことはすぐに見透かされて、

コテンパンにされました。

その後わたしは改めて、徹底した人生の断捨離を再開することになります。

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

*決死になって自分を磨き、このお話から1年後の2013年から、今までずっと叶えたかった「好きな時に好きな場所で仲間と笑ってご飯を食べる夢」を実現しています*

旅をしながら仕事をする方法を教えて欲しいというお問い合わせが多かったため、はじまりの手紙として読み切り連載でまとめています。よろしければ、ご覧くださいませ。

 

※こちらの記事はSTORYS.JPに投稿した記事を元に作成しました。